前回は、自然な呼吸をすべきであることを説明しました。


今回は、この自然な呼吸をするということと矛盾するように思える呼吸法について説明します。それは坐禅の呼吸法です。坐禅では、意識的に深い呼吸を腹式で行います。

この呼吸は、自然ではありません。しかし、自然でなくても、この坐禅は神経症には効果があります。

もっとも、呼吸が苦しいときにその苦しさを意識的になくそうとして坐禅をするのは、逆効果でもあります。

そういう場合は、坐禅をやめるか、やるとしてもできるだけ苦しさをなくそうとするのではなく、自然な呼吸をするようにすべきと思います。

そして、呼吸を数えるということに集中します。

この呼吸を数えるということを、数息観といいます。


さて、今回は、動中の数息観が効果的なことを説明します。

動中、つまり、坐禅でなく、日ごろ動いているとき、たとえば歩いているときに、呼吸を数えるのです。

人間は、歩いているときでも、何をしているときできでも、何かを考えているのですが、強迫神経症のひとは強迫観念にとらわれて考えていることがあります。そういうときに、呼吸を数えるのです。

1から100まで、数え、また、1から100までを繰り返します。

このようにしても、呼吸だけに集中しすぎることもなく、意外と歩くことも、人と話しをすることもできます。

これにより、強迫観念がうすれていきます。意外と、歩くことや、人と話すことに集中でき、心を鍛えることができます。強迫観念にとらわれることが減り、案外楽です。仕事をしながらでも数息観ができます。

意識は、数息観と、仕事、それぞれ半々ぐらいに分配します。試してみてください。

ひとによっては、動中の数息観ができないかたもいるかもしれませんので、その場合はしないでください。

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