前回、強迫神経症を自力で治すには、苦しさを持ちながらも、日々の生活、仕事・勉強を続けることを説明しました。
しかし、強迫観念など、雑念恐怖があって、どう勉強できるのか?
そういう問題があります。
そういう場合の勉強法をご説明しようと思います。
勉強は頭を使い、神経を使ってするもの。動きを中心とした作業療法ではできない・・
と思うかもしれませんが、そうではありません。
やはり、動きから始めればいいのです。
たとえば、教科書を朗読するとかです。
あるいは、教科書や参考書を、丸写しするなどをすればいいのです。
あるいは、問題の模範解答を書き写すなどをしてください。
しかし、そればっかりでは、自分で考えることができませんが、心配はいりません。
そのような単純な作業をしていると、そのうち頭が働き、神経は動いてきます。
そして次第に、普通の人がやるのと同じように、思考し、勉強ができてきます。
まずは、できる簡単な作業から始めていく。これはたいへんいいやりかたです。
別に、神経症のひとでなくても、超難しい勉強を普通のひとがやる場合も、この手法は通用します。
読書百遍意自ずから通ず、
という諺がありますが、あながち嘘ではありません。
読書百遍⇒頭が働く⇒考える⇒わかる
というプロセスができるようになります。
試してみてください。