真の森田療法を追究する

森田療法とは、強迫観念/強迫行為、対人恐怖症、不安神経症、鬱病などの神経症を治療するための精神療法で、日本の故森田正馬博士が創始した治療方法です。近年、日本では広まってきましたが、必ずしもすべての精神科医師や臨床心理士が森田療法を正しく理解して実施しているとはいい難いと思われるので、実際、森田療法によって、対人恐怖症と強迫観念を乗り越えた自分が、専門家の誤りを指摘し、正しい森田療法を広めるために、このブログを立ち上げました。

神経症の治し方、坐禅


昨日は、チューイングガムを噛むことで強迫症状が改善することをご紹介しました。これは、驚くほど効果があります。

さて、今回紹介する方法は、坐禅です。

正しい坐禅をできると、これもかなりの、ガム以上の効果があります。

もともと、森田療法は禅に起源があるともいわれます。しかし、私は、森田療法は禅と関係はあるが禅が起源だとは思いません。
森田療法は、科学的に探究された結果生まれた神経症の治療法だと思います。坐禅は、森田療法には含まれていません。

しかし、坐禅も強迫神経症などの神経症の治療に利用できると思います。

簡単に坐禅のやり方を説明します。

坐禅は満腹時をさけてやってください。

<用意するもの>
座布団
タイマー(スマホのアプリで瞑想タイマーアプリがあるので便利です。iPhoneなら雲堂がよいです。
料理用タイマーは、なる音がやかましいので適しません。)
タイマーがないときは、線香を炊いてください。線香1本燃え尽きるのに、約25分です。

<環境>
できるだけ、静かな密室がいいと思います。
夏の時期は暑くてたいへんなので、エアコンで気温が適切になるようにしていいと思います。
僧侶の坐禅では、エアコンなどは使いませんが、治療が目的なので、エアコン利用でいいと思います。
ただ、冬は多少寒くても暖房なしないほうがいいと思います。寒い方が、身が引き締まっていい坐禅ができます。

<姿勢>
お尻の下に座布団を2つ折りにして敷きます。脚は、結跏趺坐(けっかふざ)または半跏趺坐(はんかふざ)にします。結跏趺坐はむずかしいので、半跏趺坐を説明します。片方位の脚の太ももに他方の脚のかかとを載せます。
みかけはあぐらに似ています。
背筋を垂直に伸ばし、顎はひき、目線は1~1.5メートル先の床に落とします。
眼は半眼といって、まぶたを半分とじます。かたの力を抜きリラックスします。
猫背にならないように注意してください。

<呼吸>
鼻からゆっくり7~10秒ぐらいかけて吐き、下腹部をへこませ、息を完全に出し切ります。出し切ったら、ゆっくり
7~10秒ぐらいかけて吸います。下腹部は徐々に戻ります。つまり、腹式呼吸をします。

<意識>
よく坐禅は、なにも考えず、雑念を追い払って、無念無想になれといいますが、それは間違いです。
考えないようにすることはできない、と森田正馬は言っています。無念無想などできるひとはいません。
雑念もおいはらってはいけません。追えば、ますます雑念が強くなります(精神交互作用)。
そこで、意識は、数を数えることに集中します。吐く息とともに、「いー」と数え始め、吸う息とともに「ーち」と数えます。10まで行ったら、1に戻って、1~10を数えることを繰り返します。数を数えることを正確に行ってください。間違えないように意識を集中します。その際、浮かんできた雑念や強迫観念は放っておきます。ただ、一心に意識は数えることに集中します。

<終了方法>
タイマーがなったら、数を数えるのをやめ、静かにからだを動かしていきます。
左右にゆらしながら、動作を大きくしていったりします。眼は徐々にあけます。

<時間>
始めは、10分ぐらいから始めて、徐々に長くして、1回の坐禅は30分ぐらいやってください。線香だと1本分です。やりたければ、30分を1回以上やってもいいです。ただし、30分ごとに休む方がいいと思います。

坐禅は、慣れるまではしんどいですけど、慣れれば楽です。
強迫神経症のひとは、正しい坐禅ができれば気持ちがよいので、むしろらくなはずです。


近くに坐禅会をやっている禅寺があれば、いくのもいいでしょう。

ぜひ、お試しください。
 
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神経症の治し方、優れたガム効果


先日、「どうしたら治せるのか? 強迫神経症」という題で、治し方をいくつかあげました。


森田的生活をする。そして身体の動きを大事にすることを言いました。



1.朝の身支度を素早くする。
2.便所掃除をする。
3.本を朗読する。
4.うまく歌うことを意識してカラオケをする。
5.字をきれいにかくことに注意して、写経をする。
6.勉強は、参考書も丸写しから始めていく。

などをあげました。

さて、今回は、即効性のあるやり方を紹介します。

それは、ガムを噛むことです。

不安なとき、強迫観念に襲われたとき、雑念にとらわれた時に、ガムを噛んでみてください。

かなりいいはずです。しかも即効性がある。


セロトニン研究者、有田秀穂博士によれば、

-----------------------------------
咀嚼のリズム運動では、チューインガムを噛むのもおもしろい方法です。噛むという行為は、消化機能の補佐だけでなく、脳を活性化する運動となるからです。
ー中略ー
このような多様なリズム運動は、やり方さえきちんとしていれば、セロトニン神経を十分活性化できます。
-----------------------------------

とのことです。

ぜひ試してみてださい。

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何にもわかっていない元日本森田療法学会理事長


前の日本森田療法学会理事長であった、北西憲二氏。


個人攻撃のようで、申し訳ありませんが、正しい森田療法を維持しなくていけないという目的のため批判させていただきます。この先生が2008年ごろ行ったと思われる、森田療法セミナーのDVDの動画が

Youtubeにアップされています。その内容が問題です。

森田療法セミナーDVD1



これによれば、「パラダイムを転換し、違った形での森田療法を我々は提供できるようになった。」と言っています。

外来森田療法を中心として、入院森田療法と自助グループ(生活の発見会のこと)と関係をもちながら
森田療法を展開していく、と言っています。

外来森田療法が中心??

これには、驚きです。


森田正馬は、はっきりと、

 第一期、絶對臥蓐。
 第二期、徐々に輕き作業。
 第三期、稍重き身體的精神的勞作。
 第四期、不規則生活による訓練。
 
を行う、絶對臥蓐から始まる四段階の作業療法のことを、「余の特殊療法=森田療法」と定義しているのです。

その理由は、神經質に對する余の特殊療法に書かれている下記の文章であきらかです。



----- 引用始 ------
此の治療期間は長くとも一期間一週日で、四週間を以て終り、或は三日宛とすれば十二日間で此療法を終るのである。で、其三期間は全く社會と絶つて、家族との面會をも許さない隔離療法であつて、其の根本的の目的は、患者をして精神の自然發動、及び其の成行きを實驗體得せしめて、自己に對する從來の誤想臆斷を破壞し、總て物に拘泥するといふ事を廢し、大きくいへば佛教の所謂無碍礙といふ心的状態に導き、身心の自然機能を發揮させるのである。即ち身心の自然療法である。
----- 引用終 -------

この文で重要な言葉は、

其の根本的の目的は、患者をして精神の自然發動、及び其の成行きを實驗體得せしめて、

の部分です。自然発動、実験体得せしめること。

ここです。

あるがままを体得させるには、絶対臥褥から始まる、作業療法がどうしても必要だという認識に長年の実験的研究の結果、森田が到達したのです。

パラダイム転換?

(注)パラダイムとは、ものの見方・考え方を支配する認識の枠組をいいます。

この講師のひとは、森田療法を「入院中心」から「外来中心」へとパラダイム転換をできてきた

と言っています。なんだろう?

それは、森田が重視した、「体験・体得」を軽視していく姿勢であろうと思われます。

これは、あきらかな間違いです。


また、不問療法と言って、患者が訴える症状の苦痛を、森田療法では「不問」にふすと森田が言っています。これについても、「不問」から「問うこと」と「介入」へ変えたと言っています。

不問療法は、患者の注意を症状への関心から離させるための手法です。

患者の苦痛に介入しては、そのような症状からの引き離しができず、精神交互作用によって患者はますます、症状を悪化させてしまうことは、森田理論から明らかです。

「不問」から「問うこと」と「介入」への変更

これも間違いです。なぜ、(症状を)問うのか?

そのほうが一見、患者からの受けがいいからでしょう。単に患者を病院に引き付けるためです。

本当に患者の身になった気持ちからではありません。 

パラダイム転換など、ありえません。

これほど森田の原法から逸脱してしまっては、もやは森田療法ではありないと考えます。


こんなおバカなことを言ったひとが、前の日本森田療法学会理事長だったとは驚きです。

北西憲二氏が所長をやっている「森田療法研究所」のサイトを観ました。

そこには、新しい森田療法と称して、以下のようなことが記載されています。

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新しい森田療法
この新しい森田療法は外来での戦略的に行う精神療法です。
ネオ森田療法は、入院という伝統的な治療システムによらないこと、個人精神療法(個人カウンセリング)を主として、家族療法、夫婦療法、親子療法などを適宜組み合わせること、精神分析的精神療法、認知療法、行動療法などの技法を必要に応じて取り入れていることなどがその特徴です。
新しいスタイルの森田療法(ネオ森田療法)といえるでしょう。
-----------------------------------------------------------

入院によらない。
精神分析的精神療法
認知療法
行動療法
ネオ森田療法

まあ、なんでもありのごった混ぜのようです。

このクリニックにかかるのはやめた方がいいと思われます。

なぜ外来森田療法が中心なのか? 外来のほうがやりやすいからと思われます。

しかし、正しい医療とは、やりやすいかどうかではないはず。

この人、東京慈恵会医科大学卒業、スイスに留学経験ありのかた。

おそらく勉強したものは、なんでも利用したいという考えと想像します。


個人批判になって申し訳ないが、正しい森田療法を後世に残すために、あえて批判を書きました。なにとぞ、ご理解ください。

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ギャラリー
  • 治し方、数息観で心を鍛える
  • 神経症の治し方、自然な呼吸をすること。
  • 強迫神経症の治し方、心の眼を外に向けろ。
  • 神経症の治し方、坐禅
  • 神経症の治し方、優れたガム効果
  • 何にもわかっていない元日本森田療法学会理事長
  • 強迫神経症で、どう勉強すればいいの?
  • どうしたら治せるのか? 強迫神経症
  • 暴露反応妨害法は、森田理論の感情の法則・精神交互作用説・体験療法そのものである